EPA・DHAの働きを検証してみました!血液サラサラ以外の働きにも注目。
EPA・DHAは体に良い事は知られていますが、一体、どんな働きをするのでしょうか?
EPA・DHAについて調べてみました。
EPA・DHAとは?
EPAは、主に青魚に多く含まれ、体内で作る事の出来ない
「必須脂肪酸」の1種です
同じ必須脂肪酸でも肉などの動物性脂肪に多く含まれるAA(アラキドン酸)とは、働きが異なります
流れでいえば、こんな感じですね
EPAは、血液をさらさらにしてくれる成分ですね。
・では、DHAは?
DHAは、脳や網膜の神経系に豊富に含まれる栄養素で、DHAを食べると頭が良くなるという事で一躍有名になりました。
マグロの頭を食べればよいと聞いた事は無いですか?
DHAを多く含んでいるからです
子供には、DHA 大人にはEPAといったイメージでしょうか?
但し、EPAは、体内でDHAにも変換されますので、EPAをしっかり取っておけば、
両方の働きをしてくれます
EPA・DHAが不足するとどうなる?
ここ近年、食の欧米化により、魚よりも肉を中心に食べる家庭が増えています。
肉は、上記でもわかる様に、AA(アラキドン酸)を多く含み、脂肪酸のバランスが崩れてきています
厚生労働省は、18歳以上の男女のEPA・DHA摂取量を1日1g(1000mg)以上としています
但し、どの年代も不足しているのが現状です
このEPA・DHAの摂取量が減ってきた事で、増えたのが、血管の病気。
動脈硬化から心臓病・脳梗塞・心筋梗塞など重病が引き起こされます
EPA・DHAの働き
九州大学の報告書によると
EPAとAAの血中濃度の比率によって死亡率に差が出る事が判明。
EPA濃度が低いと心臓や血管による死亡率に約3倍の差が出ると言う。
3倍はさすがに凄いですね
また、EPAをはじめとした、n‐3系脂肪酸だけが、その機能性を消費者庁が科学的に認めました
消費者庁が認めた機能性
- 血中中性脂肪低下作用:血中脂肪を低下させる メタボ予防
- 関節リウマチ症状緩和:関節に炎症を起こすリウマチの症状を緩和する
この項目に於いて、A評価を取得。
A評価:機能性に於いて明確で十分な根拠がある
消費者庁のお墨付きです!!
つまり、消費者庁は、
まだまだあった、EPA・DHAの働き!!
①EPA・DHAでダイエット!!
EPAを摂取する事で、「やせるホルモン」と呼ばれる、GLP-1の分泌が促進されます
これにより、少ない量でも食欲が満たされ、消化のスピードがゆっくりになり、満腹感が持続。
また、血糖値の急な上昇も抑え、体脂肪の増加を防ぎます!
更には、皮下脂肪は勿論ですが、中性脂肪に効くように、内臓脂肪にも効果が認められています
EPAは、脂質の代謝に関する遺伝子に作用し、脂肪を燃やしやすい体質に変えれくれるようです
何と、素晴らしい成分なのでしょうか!!
②EPAは、疲れにくい体を作ってくれる
EPAの働きで、赤血球が形を変えやすくなり、滞りがちな毛細血管の流れがスムーズになります。
それに伴い、酸素も全身に運ばれ、バテにくい体を作ります
また、運動後の筋肉痛の緩和、運動中の心肺機能向上、動体視力の改善も報告されています
③アレルギーを抑制
アレルギーを起こす物質を抑制
④抗炎症作用
体内の過剰な免疫反応や炎症を抑制する働きも確認されています
⑤高血糖状態を改善
2型糖尿病患者において、EPAの摂取により、血糖値・インスリン抵抗性、HbA1などの指標が改善
⑥紫外線による肌へのダメージを軽減
紫外線による肌の炎症をEPAが抑制
調べれば調べるほど、凄い成分ですね
EPAの可能性は、まだまだ広がりそうな勢いです!
EPAの比較はこちらを参照ください